ドバイチョコとは?中身・発祥・人気の理由と、お店で扱うときの仕入れの考え方

ドバイチョコとは、ピスタチオクリームと、糸状の生地「カダイフ」を、厚いチョコレートで包んだチョコレート菓子です。ドバイのチョコレート店が作ったチョコレートバーが始まりとされ、割ったときの緑色の断面と、ザクザクした食感がSNSの動画で広まりました。
この記事では、ドバイチョコ系の商品をお店で出したい・仕入れたい事業者の方に向けて、中身と断面の構造、発祥と広がり、人気の理由、派生スイーツ、そしてお店で扱うときの考え方(原料から作るか、完成品を仕入れるか)を順にまとめます。
この記事のポイント
- ドバイチョコの中身は「チョコレート」「ピスタチオクリーム」「カダイフ」の3つが基本
- 発祥はドバイの「FIX Dessert Chocolatier」のチョコレートバーとされる
- 人気の理由は、ザクザクの食感と、割ったときの緑の断面の見た目
- お店で扱う方法は「原料(カダイフなど)で自作」と「完成品のドバイ系スイーツを仕入れる」の2通り
お店でドバイ系スイーツを扱いたい方へ
完成品で扱うなら、当社が企画し国内の工場で製造するドバイチョコ餅・ドバイカヌレ・ドバイショコラを、冷凍で工場から直送しています(270個から)。自店で作るなら、材料のローストカダイフを5kg箱から卸しています。
ドバイチョコとは|ピスタチオとカダイフを包んだチョコレート
ドバイチョコは、アラブ首長国連邦のドバイで生まれたチョコレート菓子の呼び名です。日本では「ドバイチョコレート」「ドバイチョコ」と呼ばれ、ピスタチオとカダイフを使ったチョコレート菓子全般を指す言葉として使われるようになりました。
もともとは、ドバイの「FIX Dessert Chocolatier」というチョコレート店が作ったチョコレートバーを指していました。その商品は、ピスタチオクリーム、タヒニ(ごまのペースト)、カダイフを、厚いチョコレートで包んだものと紹介されています。
いまでは、元の商品そのものだけでなく、「ピスタチオクリーム+カダイフ」の組み合わせを使ったお菓子を広く「ドバイ〇〇」と呼ぶことが増えています。チョコレートバーの形に限らず、餅、クッキー、焼き菓子などにも広がっているのが今の状況です。
つまり、お店の立場で「ドバイチョコ系の商品」を考えるときは、ピスタチオクリームとカダイフの組み合わせが軸だと捉えると分かりやすくなります。
ドバイチョコの中身は?何が入っているかと断面の構造
ドバイチョコの基本の構造は、外側のチョコレートと、ピスタチオクリームにカダイフを合わせたフィリングです。主な材料は、チョコレート、ピスタチオクリーム、カダイフの3つです。

| 部分 | 主な材料 | 役割 |
|---|---|---|
| 外側 | チョコレート | 全体を包む殻。割ったときのパキッとした食感 |
| 中身(クリーム) | ピスタチオクリーム(元の商品ではタヒニも) | 緑色の見た目と、ナッツの風味 |
| 中身(食感) | カダイフ | ザクザク・サクサクした歯ざわり |
カダイフとは
カダイフ(kadayif / kataifi)は、小麦粉と水で作った生地を、回転する熱い鉄板の上に細く流して焼いた、糸状の生地です。中東やトルコでは、キュネフェ(クナーファ)やテル・カダイフといった伝統菓子に使われてきました。
ドバイチョコでは、このカダイフをピスタチオクリームに混ぜ込むことで、なめらかなクリームの中にザクザクした食感が生まれます。カダイフそのものについては、カダイフとは?特徴と使い方で詳しくまとめています。
ピスタチオクリームの役割
ピスタチオクリームは、断面の緑色と、ナッツの香りを担う部分です。元の商品ではタヒニ(ごまのペースト)も使われていると紹介されており、クリームの配合はお店や商品によってさまざまです。
業務用で作る場合は、市販のピスタチオペーストやクリームをベースに、カダイフと合わせる方法が一般的です。配合の割合は、狙う食感や甘さ、商品の形によって変わるため、試作で決めていくことになります。
ドバイチョコの発祥と世界への広がり
ドバイチョコの発祥は、ドバイのチョコレート店「FIX Dessert Chocolatier」とされています。同店は2021年の創業で、創業者はサラ・ハムーダ氏です。
同店のチョコレートバー「Can’t Get Knafeh of It」が、いわゆるドバイチョコの始まりとされています。商品名にある「Knafeh(クナーファ)」は、カダイフを使う中東の伝統菓子の名前で、その味わいをチョコレートバーに取り入れた商品だと紹介されています。
このチョコレートバーは、SNSに投稿された動画をきっかけに世界的な話題になりました。チョコレートを割って、緑色の中身とカダイフの食感を見せる動画が広く見られ、ドバイの外でも「ドバイチョコ」という呼び名とともに、似た商品が作られるようになりました。
韓国での広がり(ドバイもちもちクッキー)
韓国では、2025年後半に「두바이 쫀득쿠키(ドバイもちもちクッキー)」、略して「두쫀쿠(ドゥチョンク)」が流行しました。マシュマロ・バター・粉乳を溶かした生地で、ピスタチオクリームとカダイフを包み、ココアをまぶしたお菓子です。
この流行を受けて、韓国の2025年のカダイフの輸入量が大きく増えたと報道されています。ドバイチョコの「ピスタチオ+カダイフ」という組み合わせが、チョコレートバー以外の形でも受け入れられた例といえます。
ドバイチョコが人気の理由は「食感」と「断面」
ドバイチョコが話題になった理由は、主に2つに整理できます。ひとつは食感、もうひとつは割ったときの断面の見た目です。
ザクザクした食感のコントラスト
チョコレート菓子の中身は、なめらかなクリームやガナッシュが多いなかで、ドバイチョコはカダイフのザクザクした歯ざわりが特徴です。チョコのパキッとした殻、なめらかなピスタチオクリーム、ザクザクのカダイフと、ひと口のなかで食感が変わる点が、ほかのチョコレート菓子との違いになっています。
割ったときの緑の断面
もうひとつの理由が、断面の見た目です。茶色のチョコレートを割ると、中から緑色のピスタチオクリームと、細い糸状のカダイフが見えます。この断面は写真や動画で伝わりやすく、SNSでの広まりにつながったと考えられます。
お店で商品にするときも、この2つは大事なポイントです。食感が残っているか、断面がきれいに見えるかが、ドバイチョコらしさを左右します。
ドバイチョコから広がった派生スイーツ
ドバイチョコの人気が広がるにつれ、「ピスタチオクリーム+カダイフ」の組み合わせを、別のお菓子の形に取り入れた商品が増えています。
| 派生スイーツ | 形・特徴 |
|---|---|
| ドバイもちもちクッキー(두쫀쿠) | 韓国で流行。マシュマロなどの生地で中身を包み、ココアをまぶす |
| ドバイチョコ餅 | もちの生地でピスタチオとカダイフを包んだもの |
| ドバイカヌレ | カヌレなどの焼き菓子に、ピスタチオとカダイフを合わせたもの |
| ドバイショコラ | チョコレート系の焼き菓子に、ピスタチオとカダイフを合わせたもの |
当社が企画したドバイ系スイーツ
当社(株式会社プラティーン)は、当社が企画し、国内の工場で製造したドバイ系スイーツを卸しています。どれも中身はピスタチオペーストとカダイフで、1個約40g、冷凍(−18℃以下)で工場から直送します。

- ドバイチョコ餅(別名 ドバイもちクッキー):もち粉の生地にココアをまぶした主力品。カップ入り
- ドバイチョコもち:マシュマロの生地の味違い。抹茶(国産抹茶)・黒ゴマ・白ゴマ・きなこ・ココナッツ・紫芋(国産紫芋パウダー)
- ドバイカヌレ:焼き菓子。個包装・洋酒使用
- ドバイショコラ:焼き菓子。要冷凍
ドバイチョコ餅については、ドバイチョコ餅とは?で詳しく紹介しています。商品の一覧はドバイ系スイーツの卸のページをご覧ください。
ドバイチョコをお店で扱うには|原料から作るか、完成品のドバイ系スイーツを仕入れるか
ドバイチョコ系の商品をお店で出す方法は、大きく2通りあります。カダイフなどの原料を仕入れて自店で作る方法と、ドバイチョコ餅などの完成品を仕入れて販売する方法です。
| 比べる点 | 原料で自作する | 完成品を仕入れる |
|---|---|---|
| 向いているお店 | 菓子店・ベーカリー・カフェの厨房、食品工場 | 小売・EC・催事・厨房の手が足りないお店 |
| 自由度 | 形・味・配合を自由に決められる | 商品の仕様は決まっている |
| 手間 | 試作・製造・包装の工程がかかる | 解凍・陳列などの工程が中心 |
| 仕入れるもの | カダイフ、ピスタチオクリーム、チョコレートなど | 完成品(冷凍など) |
| 始めやすさ | 試作の期間が必要 | 商品が決まればすぐ始めやすい |
原料で自作する場合の作り方(業務用の視点)
自店で作る場合の流れは、おおまかに次のとおりです。細かい配合や温度、時間は、お店のレシピと使う原料の仕様に合わせて決めてください。
- カダイフを用意し、レシピに合わせて香ばしく仕上げる
- ピスタチオクリームとカダイフを合わせて、中身(フィリング)を作る
- チョコレートで殻を作り、フィリングを詰めて閉じる
- 固めて、型から外し、包装する
このうち手間がかかりやすいのが、1のカダイフの準備です。生のカダイフから使う場合は、焼き上げて食感を出す工程が必要になります。ロースト(焼成)済みのカダイフを使えば、生から焼き上げる手間を省けます。仕上げの加熱は、レシピと製品の仕様に合わせて判断してください。生とローストの違いは生カダイフとローストカダイフの違いで比べています。

当社は、トルコ製のロースト(焼成)済みカダイフを正規輸入しています。原材料は小麦粉と水(アレルゲン: 小麦)で、5kg(袋入り・箱)の荷姿です。詳しくはローストカダイフの卸のページにまとめています。
完成品を仕入れる場合
厨房の人手や設備が限られるお店、小売・EC・催事で扱いたい場合は、完成品の仕入れが選択肢になります。試作の期間をかけずに、ドバイ系の商品を品ぞろえに加えられます。
当社で卸している完成品は、ドバイチョコ餅・ドバイチョコもち・ドバイカヌレ・ドバイショコラで、卸は270個からです。商品ごとの数量や組み合わせは、見積もりの際に確認します。卸価格は数量に応じて見積もりとなります。
温度帯・保存と、原料の仕入れ量の考え方
ドバイチョコ系の商品は、使う原料や完成品によって温度帯と保存の方法が違います。仕入れる前に、自店の保管設備と合うかを確認しておくと安心です。
温度帯と保存
| 品目 | 温度帯・保存 | 賞味期限など |
|---|---|---|
| ローストカダイフ(当社) | 直射日光・高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所で常温 | 未開封で製造から2年 |
| ドバイ系スイーツ(当社企画品) | 冷凍(−18℃以下) | 冷凍で6か月、解凍後は1〜2日 |
チョコレートは熱に弱く、カダイフは湿気を吸うと食感が変わりやすい素材です。自作する場合は、仕上がった商品の保管温度や、クリームと合わせてから販売するまでの時間も含めて、食感と見た目が保てるかを試作の段階で確かめておくのがおすすめです。
原料の仕入れ量の考え方
カダイフの仕入れ量は、次の考え方で見積もるとぶれにくくなります。
- 試作で、商品1個あたりに使うカダイフの量を決める
- 1日(または1回の製造)あたりの製造個数の見込みを立てる
- 「1個あたりの使用量 × 製造個数 × 期間」で必要量を出す
- 保管場所の広さと、開封後に使い切れる量を踏まえて、1回の発注量を決める
はじめは少量で試作し、販売の反応を見てから量を増やすと、在庫を抱えにくくなります。当社のローストカダイフは5kg箱×1箱から注文でき、1t以上の大口にも対応しています。小売価格(参考)は5kgで15,000円(税込・国内送料込)で、卸価格は数量・納品先に応じて見積もりとなります。
出荷の目安は、在庫品で3〜5営業日、取り寄せ・製造で1〜2週間、海外からの輸入で2〜4週間です。初回のお取引は前入金で、全国に発送しています。食品工場への直送にも対応しています。
よくある質問
ドバイチョコとは何ですか?
ピスタチオクリームと、糸状の生地「カダイフ」を、厚いチョコレートで包んだチョコレート菓子です。ドバイの「FIX Dessert Chocolatier」のチョコレートバーが始まりとされ、SNSの動画をきっかけに世界的に話題になりました。
ドバイチョコには何が入っていますか?
基本は、外側のチョコレート、中のピスタチオクリーム、クリームに混ぜ込んだカダイフの3つです。元の商品では、タヒニ(ごまのペースト)も使われていると紹介されています。配合はお店や商品によって違います。
ドバイチョコのザクザクした食感は何ですか?
中に入っているカダイフの食感です。カダイフは、小麦粉と水の生地を回転する熱い鉄板に細く流して焼いた糸状の生地で、中東やトルコの菓子に使われてきました。
ドバイチョコを業務用で作るには、何を仕入れればよいですか?
主な原料は、カダイフ、ピスタチオクリーム(ペースト)、チョコレートです。カダイフは、ロースト(焼成)済みのものを使うと、生から焼き上げる手間を省けます。仕上げの加熱はレシピと製品の仕様に合わせて判断してください。
自店で作らずに、完成品を仕入れることはできますか?
できます。当社では、当社が企画し国内の工場で製造したドバイチョコ餅などのドバイ系スイーツを、冷凍で工場から直送しています。卸は270個からで、数量や組み合わせは見積もりの際に確認します。
個人でも購入できますか?
当社のドバイ系スイーツは、個人のお客様向けには自社EC「Han Select」で扱っています。事業者の方の卸のご相談は、問い合わせページから受け付けており、返信は通常1〜2営業日以内です。



